ニュース

NEWS

【プレスリリース】外国人留学生採用の”今”を伝えるリュウカツニュース Vol.6

<2020年度 外国人留学生の就活トレンド>
コロナ禍でも理系外国人留学生の引き合いは、ほぼ例年並み! ~恒例の内定者パーティーはオンラインで国別に実施~

理系外国人留学生の人材紹介を強みとする株式会社オリジネーターが運営する「リュウカツ®」は、2006年の事業開始以来、日本企業のグローバル化をサポートしております。弊社が発行する『リュウカツニュース』は、理系外国人留学生の日本における採用動向等を伝えるレポートです。Vol.6では、コロナ感染拡大の影響を受けた2020年度の就活戦線と、毎年開催している内定者パーティーの様子をご紹介いたします。

 

 

  • 2020年度 理系外国人留学生の就活について

●メーカーやITなど、企業側の引き合いは例年並み
●多くの企業がオンライン選考となり、一度も対面せず内定獲得のケースも

ここ数年は、企業のグローバル化や多様性の進展により外国人留学生の採用が活性化し、売り手市場が続いていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、春頃から企業の選考活動が滞るケースが目立ちました。
弊社が実施した理系外国人留学生に対するアンケート(2020年12月発表)※によると、新型コロナウイルス感染拡大を受け、就活で影響が大きかったこととして、「就活イベントや面接が中断・延期となり、計画通りに進まなかった」が半数以上(52.5%)回答し、最多となりました。外国人留学生にとっても困難な状況が続きましたが、メーカーやIT企業、専門商社などの理系人材の採用意欲は高く、結果的には「リュウカツ®」への引き合いはほぼ昨年度並みとなりました。
選考形式が今までの対面からオンラインに切り替わったことも2020年度の大きな特徴です。緊急事態宣言が解除された6月以降もオンライン形式を採用する企業が多く見られ、最終選考まで一度も対面せず完全オンラインで内定を獲得した外国人留学生もいました。選考形式がオンラインになったことで移動時間や交通費等がかからず、地方の学生にも機会が増えたこと、また、一時帰国をしていて日本に入国できなくなった外国人留学生も、自国からオンラインで就活を行い、内定を獲得したケースも見られました。ただし、自国からオンラインで就活をしている外国人留学生の中には、ネット環境が悪いことで、就活が不利になるケースもあります。また、ようやく日本に入国でき10月頃から就活をスタートした外国人留学生は、現在も就活を続けているようです。
なお、オンライン選考は、表情や態度といった言葉以外の「非言語コミュニケーション」の見極めが難しいため、顧客と接する機会の多いサービス・営業職等の文系職種よりも、製造関連の技術職やITエンジニア等の理系職種に向いていると言えます。

※ 参考データ:
「理系外国人留学生の会社選びとキャリアプランに関するアンケート」(2020年12月 オリジネーター調べ)
本アンケート調査のレポートは、下記URLよりダウンロードいただけます。
https://ryugakusei.com/whitepaper/2499/

  • 2020年度 内定者パーティー

毎年、弊社の就職サポートを通じて内定を獲得した外国人留学生の「内定者パーティー」を開催し、内定を獲得した外国人留学生に加え、日本の企業で働いている外国人社員や、これから就活をする外国人留学生にも参加いただいております。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、国別にオンライン形式で実施し、後輩から内定者へ就活に関する質問や、内定者から先輩社員へ日本企業で働くことについてなどの質問が飛び交い、交流を深めました。本ニュースレターでは、中国籍の内定者パーティーに参加した方の声をまとめてご紹介いたします。

実施日
●【マレーシア理系女子留学生】 10月03日(土)
●【インドネシア人留学生】   10月17日(土)
●【中国人留学生】       12月02日(水)

<中国人留学生 オンライン内定者パーティー参加者の声>

1. 『リュウカツ』を通じて、日本企業の内定を獲得した外国人留学生
①男性 26歳 日本での最終学歴:大学院(専攻:機械・電気)
内定をもらった企業の業種:自動車・重機械内定をもらった企業に入社しようと思った理由は、研修制度が完璧だったためです。この会社に10年以上勤め、複合材に関するエンジニアになりたいです。②男性 24歳 日本での最終学歴 大学院(専攻:IT・情報工学)
内定をもらった企業の業種:IT・情報通信コロナの影響を受け、生活や学業・就活など、ほとんどのことがオンラインになったので便利になりました。③女性 24歳 日本での最終学歴 大学院(専攻:経営工学・ファイナンス)
内定をもらった企業の業種:IT・情報通信オンライン就活は、会社の雰囲気を感じにくいと思いました。内定をもらった企業に入社しようと思った決め手は、外国人女性社員が活躍できるところです。仕事をしながら勉強し、外資系に転職しようと思っています。④男性 28歳 日本での最終学歴 博士(専攻:機械・電気)
内定をもらった企業の業種:電機・精密内定をもらった企業に入社しようと思った理由は、トップレベルの技術があるからです。日本の最先端技術を勉強したいと思っています。
2. これから就活を始める外国人留学生
①男性 25歳 通っている学校・専攻:大学院(専攻:IT・情報工学)
入社したい企業の業種:電機・精密、IT・情報通信、自動車・重機械、商社・貿易、サービス

日本はITに関する最先端技術を中心として発展している先進国なので、日本で就職をして最先端技術を身に付けたいと思っています。大手会社ではなくて、やりがいのある会社で役に立つようになりたいです。②男性 24歳 通っている学校・専攻:大学院(専攻:建築・土木)
入社したい企業の業種:建設・不動産、エネルギー・資源・素材

就活イベントはほとんどオンライン開催になったので、地方大学の私にとってメリットになります。日本の企業に就職したら、まずは専門分野の知識やスキルを身につけて、技術者になりたいです。
3. 日本の企業で働いている外国人社員
①女性 26歳 日本での最終学歴:大学院(専攻:日本語)
現在働いている企業の業種:電機・精密  所属部署:調達本部  勤務年数:1年

日本で4年間留学し、こちらの生活に慣れてきたため、日本で就職しようと思いました。実際に日本の企業で働いてみて、日本企業の文化、組織がわかるようになりました。業務手続きは繁雑に感じるので、効率的に改善する余地はあると思います。私が働いている会社は、外国人がまだ少ないですが、積極的に受け入れようとしています。今後、より外国人が活躍できる職場にするためには「異文化理解力」が必要だと思います。現在担当している調達業務は、中国輸入輸送に関する仕事が多く、貿易関係の仕事に興味を持つようになりました。これから5~10年くらい日本で働いた後は、母国に戻って働きたいと思っています。

 

<2020年度 外国人留学生の就活トレンド> 解説

株式会社オリジネーター 取締役 専務執行役員 工藤尚美
リクルートグループ企業にて企画開発、営業職として勤務後、日本語教師を経て、日本語教育機関の語学事業部・国際事業部長として、外国人材への教育に国内外で携わると共に、留学生募集に従事。 2006年より企業向けの外国人材採用支援・留学生を中心とした 外国人材就職支援事業を開始。外国人材採用コンサルティングやグローバル研修等、「高度外国人材の採用・育成活用」をキーワードに、多岐にわたり企業向け採用サポートを手がける。

2006年より企業向けの外国人材採用支援・留学生を中心とした外国人材就職支援事業を開始。外国人留学生就職情報サイト『リュウカツ®』は、理系外国人留学生の採用支援を強みとしており、外国人留学生・教育機関(主に大学)・企業の人事担当者の三者と連携を取りながら、外国人採用トータルサービスを提供しています。

[代表者] 代表取締役 長谷部 裕樹
[設立] 2001年12月
[資本金] 1,000万円
[所在地] 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12 monparte北参道6階
[主な事業内容] 外国人材採用支援事業『リュウカツ®』https://www.ryugakusei.com/
[事業許可] 有料職業紹介事業許可番号  13-ユ-300900一般労働者派遣事業許可番号 般13-ユ-302460

 

PAGE TOP