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プレスリリース【日本で働く外国人社員アンケート】理系と文系の違いは!? 

【日本で働く外国人社員アンケート】理系と文系の違いは!? 理系は文系に比べ、専門性や技術力の向上に、日本で働くメリットを感じている!

“日本で働いてみて良かったこと”に、「技術力が高い」と答えた理系社員は文系社員の約4倍!

 

理系外国人留学生の人材紹介を強みとする株式会社オリジネーター(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:長谷部 裕樹)は2021年3月に、当社が運営する外国人留学生就職情報サイト『リュウカツ®』(https://www.ryugakusei.com/)登録者を対象に「日本で働く外国人社員アンケート」※ を実施し、調査結果を5月13日に発表いたしました。
今回は、同調査結果を「理系外国人社員」と「文系外国人社員」に分け、比較を行いました。
  • 調査概要

【調査名】「日本で働く外国人社員の就労環境と転職に関するアンケート」 の調査結果をもとにした、理系・文系の傾向について
【対象者】『リュウカツ®』登録者のうち、日本で働いているまたは働いたことがある外国人社員
【調査日】2021年3月実施
【有効回答数】129名(理系66名、文系63名)
【調査方法】インターネット調査(日本語と英語で調査)

※「日本で働く外国人社員の就労環境と転職に関するアンケート」(https://ryugakusei.com/news/4429/

  • アンケート結果のポイント

● 理系外国人社員は文系外国人社員に比べ、自身の「専門性」や「技術力」の向上に、日本で働くメリットを感じている!
日本で働いてみて良かったことで、文理の差が大きかったのは、「専門性や経験が活かせる」(理系27.3%、文系11.1%、16.2pt差)、「技術力が高い」(理系19.7%、文系4.8%、14.9pt差)となり、理系外国人社員は文系外国人社員に比べ、より自身の専門性や技術力の向上に、日本で働くメリットを感じていることがわかりました。【Q1】

● 理系外国人社員は文系外国人社員よりも、働き方や休暇の取り方について、高い意識を持っている!
実際に日本で働いてみて不満に思ったこととして、「残業が多い」(理系27.3%、文系20.6%、6.7pt差)と「有給休暇が取りにくい」(理系21.2%、文系14.3%、6.9pt差)は理系外国人社員の方が、割合が高かったことから、文系外国人社員よりも働き方や休暇の取り方に対して高い意識を持っていることがうかがえます。【Q2】

● 転職を考えている理系外国人社員の約7割が「給与を上げるため」、文系より33.1pt高。
「専門性を活かすため」「早く昇進するため」も高く、理系の上昇志向の強さが浮き彫りに。

転職を考えている理系外国人社員の約7割(68.4%)が「給与を上げるため」と回答。文系より33.1pt高く、給与に対する優先順位が高いことがわかりました。さらに「自分の専門性を活かすため」(34.2%)も19.5pt、「早く昇進するため」(26.3%)も23.4pt高く、理系人材の上昇志向の強さが見てとれます。【Q6】

  • 【回答者の属性】 日本で働いている(または働いたことがある)外国人社員

<出身地域>

 

※ 出身地域に含まれる国
・東アジア(中国,韓国,台湾,中国香港,モンゴル,他)
・東南アジア(インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ベトナム,マレーシア,ミャンマー,他)
・南アジア(インド,ネパール,スリランカ,バングラデシュ,パキスタン,他)
・ヨーロッパ・ロシア(イギリス,ドイツ,フランス,スペイン,ロシア,北欧,他)
・北アメリカ・南アメリア(アメリカ,カナダ,メキシコ,ブラジル,他)

<性別>

 

 

 

 

<年齢>

 

 

 

 

 

 

 

<最終学歴>

 

 

<専攻分野>

 

 

 

※「その他」には、経済、商学、語学、文学などの文系専攻分野が含まれています。

<働いている(働いていた)企業の業種>

 

 

<働いている(働いていた)企業での職種>

 

  • 【調査結果】 日本での就労環境について

Q1.日本で働いてみて、良かったことは? [複数選択]
最も回答に差が出た項目は、「大学・大学院で、学んだ専門性、前職での経験が活かせる」(理系27.3%、文系11.1%、16.2pt差)で、次いで「技術力が高い」(理系19.7%、文系4.8%、14.9pt差)でした。理系外国人社員は、文系外国人社員に比べ、より自身の専門性や技術力の向上に、日本で働くメリットを感じていることがわかりました。

Q2.日本で働いてみて、不満に思ったこと・がっかりしたことは? [複数選択]
「日本語ネイティブでないことへの配慮が不足」(理系33.3%、文系25.4%)は、文系外国人社員に比べて理系外国人社員が7.9pt高いことがわかりました。外国人社員の中でも特に理系人材を受け入れる企業は、日本人社員に対して研修やガイダンスを行い、日本人社員側の受け入れマインドを醸成することが有効です。
また、「残業が多い」(理系27.3%、文系20.6%、6.7pt差)と「有給休暇が取りにくい」(理系21.2%、文系14.3%、6.9pt差)も理系の方が高く、理系外国人社員は文系外国人社員よりも、働き方や休暇の取り方に対して高い意識を持っていることがうかがえます。
回答の割合は高くありませんが、「尊敬できる、刺激を受ける上司・先輩・同僚がいない」(理系13.6%、文系6.3%、7.3pt差)も理系の方が高く、ここでも自身のスキルアップに対する理系人材の欲求の高さが見てとれます。

  • 【調査結果】 今後のキャリアプラン・転職について

Q3.今後、日本でどのくらい働きたいですか?
理系外国人社員は「できるだけ長く」(理系37.9%、文系44.4%)が文系外国人社員よりも6.5pt低く、その一方で、「1~3年」「5~10年」「10年以上」は文系外国人社員よりも割合が高かったことから、理系外国人社員は明確な年数・キャリアプランを考えていることがわかりました。

Q4.日本での勤務先企業の転職経験・回数
「転職をしたことはない」は約6割(理系62.1%、文系58.7%)、「転職をしたことがある」は約4割(1回+2回:理系37.9%、文系41.3%)という結果になりました。これは理系・文系ほぼ同じ傾向でした。

Q5.現在、転職を考えていますか?
Q4で約6割が「転職をしたことがない」と回答した一方、「転職を考えている」は半数以上(理系57.6%、文系54.0%)にも上り、理系外国人社員の方が若干高い結果となりました。

Q6.転職を考えている理由は?(Q5で「転職を考えている」と回答した方) [複数選択]
理系外国人社員の転職を考えている理由は、約7割(理系68.4%)が「給与を上げるため」と回答。文系外国人社員より33.1ptも高く、給与額に対する優先順位が高いことがわかりました。さらに「自分の専門性を活かすため」(理系34.2%、文系14.7%、19.5pt差)や、「早く昇進するため」(理系26.3%、文系2.9%、23.4pt差)も理系外国人社員の方が大幅に高く、理系人材の上昇志向の強さがうかがえる結果となりました。

また、「人間関係が良い職場を求めて」(理系42.1%、文系23.5%、18.6pt差)も文系外国人社員より高い結果となりました。Q2で日本の企業で働いてみて不満に思ったこと1位が「日本語ネイティブでないことへの配慮が不足」(理系33.3%、文系25.4%)となり、文系より7.9ptも高かったことから、理系人材に対しては特に丁寧にコミュニケーションをとることがポイントと言えます。

Q7.転職の際に、企業選びで重視する点は?(Q5で「転職を考えている」と回答した方) [複数選択]
転職を考えている理系外国人社員の企業選びで重視する点は、「給与水準が高い」が約6割(理系57.9%)と文系外国人社員よりも22.6pt高く、給与水準を重視する傾向が明確に表れる結果となりました。この他にも、「希望の勤務地で働ける」(理系31.6%、文系11.8%、19.8pt差)、「企業の知名度・ブランドイメージが高い」(理系23.7%、文系5.9%、17.8pt差)が文系より大幅に高いことがわかりました。

  • 会社概要

株式会社オリジネーター (https://originator.co.jp/
2006年より企業向けの外国人材採用支援・留学生を中心とした外国人材就職支援事業を開始。外国人留学生就職情報サイト『リュウカツ®』(https://www.ryugakusei.com/)は、理系外国人留学生の採用支援を強みとしており、外国人留学生・教育機関(主に大学)・企業の人事担当者の三者と連携を取りながら、外国人採用トータルサービスを提供しています。

[代表者] 代表取締役 長谷部 裕樹 [設立] 2001年12月 [資本金] 1,000万円
[所在地] 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12 monparte北参道6階
[主な事業内容] 外国人材採用支援事業『リュウカツ®』https://www.ryugakusei.com/
[事業許可] 有料職業紹介事業許可番号(13-ユ-300900) 一般労働者派遣事業許可番号(般13-ユ-302460)

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