自己分析の仕方
自分自身の気持ち、考えを整理し、
就職に関する希望を明確にしよう。
就職したい企業が見つかったとしても、働く意志や自分のセールスポイント(勉強してきたこと、習得したもの、得意なこと、性格など)をきちんとアピールできなければ、なかなか採用してはもらえません。就職活動をはじめる前に自分自身を振り返り、面接で胸を張って「私は、こういう人間です」「こんな仕事をしたいのです」「こんな知識で御社に貢献できると思います」と語れるよう準備をしておきましょう。
就職の目的やビジョンを明確にしよう
なぜ日本の企業に就職したいのか、入社してどんな仕事をしたいのか、将来 (3年後、5年後、10年後) どのような社会人になっていたいのかなど、就職の目的やビジョンを具体的に語れるように頭の中を整理しましょう。
専門分野を語れるようになろう
面接で「何を勉強してきましたか?」と聞かれた時に、出身大学と学部名・学課名を答えるだけでは不十分です。どんな分野の勉強をし、何を身につけてきたのか、できるだけ具体的に説明できるようにしておきましょう。
たとえばゼミで取り組んできた研究テーマや卒業論文の内容などを伝えることも良いでしょう。
日本語を見直そう
多くの企業で、入社後のコミュニケーションは日本語で行うことが求められます。正しい言葉づかいで会話ができているか、日頃からチェックしておきましょう。
例えば、「あいさつは、きちんとできているか」「日本語らしい言い回しでコミュニケーションできているか」「相手や場面に応じた日本語が使えているか(目上の人に対する敬語など)」「若者ことばやアルバイト先の用語などが口癖になっていないか」などをチェックしてみましょう。
社会人としてのルール、マナーを理解しよう
どんなに能力が高くても、社会人としてのルール(規則)やマナー(礼儀)が守れない人材は、日本の企業には受け入れられません。
「無断で欠勤しない」「内部機密を外部に絶対漏らさない(親しい友人でもダメ)」「清潔感のある服装や髪型を心がける」「公私をしっかりと区別する」など、さまざまなルールやマナーを理解し、普段からアルバイトなどの機会を通じて少しずつ身につけておきましょう。
応募したい企業について研究しよう
企業を事業内容や企業規模、待遇などの面から判断するだけではなく、さらに踏み込んで、企業経営に対する考え方や成長性、社風などについても研究してみましょう。
そうするうちに、「この会社で自分の力を生かしたい」「この人たちと一緒に頑張りたい」という気持ちが明確になってくると思います。
情報収集の手段としては、インターネットで企業のサイトを見る、就職イベント(セミナーなど)に参加する、日本で働いている外国人の先輩に話を聞く(SNSやOB・OG訪問)……など、さまざまな方法があります。