Z.M.さん
- インタビュー日
- 2015年10月2日
- 国籍
- マレーシア
- 入社
- 自動車部品メーカー入社予定
- 就活開始時期
- 2015年4月
- ポジション
- 技術職
- 学校・専攻
- 徳島大学 工学部化学応用工学科専攻
最後のチャンスで内定
実は、最終面接に何度か落ちて、もう就職活動をやめようと思っていたんです。夏休みに帰国するための航空券も買ったあと、リュウカツから留学生を採用する企業の紹介をしてもらい「チャレンジしますか」と聞かれました。本当に迷いましたが、最後のチャンスだと思って受験し、内定をもらうことができました。あのとき決断したことが結果につながり、それまでの苦労を思い出し、本当にうれしかったです。
日本に留学するときも、2011年3月に出発する予定のときに東日本大震災が起こり、留学が延期になったことがありました。その時も、「もう留学できないのではないか」と思いましたが、信じて待ち、留学することができました。
志望動機をうまく伝えるために大事なこと
日本で働こうと思ったのは、徳島大学3年生になったときです。せっかく今まで日本で勉強したことを日本の企業で応用したい、自分の国に戻ったら活用できないかもしれないと思ったからです。
最初は、留学生対象の合同説明会に行きました。企業のホームページを見て、どんな人材を求めているのか、留学生は採用するか、マレーシアにもオフィスがあるかを調べました。
そして、10社ぐらい履歴書を提出しましたが、多くの企業で落ちました。3社の面接に進み、2社は最終面接まで行きましたが落ちました。最終面接で落ちるととても気持ちが落ち込みます。だから、もう就活をやめようかと思っていました。
リュウカツの松井さんから企業の紹介を受け、書類の書き方や面接の受け方を教わりました。面接の練習では、企業がどんな人を求めているかをよく説明してもらったことが助かりました。それまで最終面接で落ちた企業については、どんな人を求めているか具体的に理解できていなくて、説得力がある志望動機を言えなかったのだと思います。松井さんに教えてもらってからは、企業にうまく志望動機を伝えることができるようになりました。また、自分ひとりで面接の練習していたときは予測しなかった質問の練習をできたことも役立ちました。
入社までの間、日本のビジネスマナーの勉強をし、入社後も丁寧な研修を受けられるので安心しています。日本で働いたあとは、海外でも働けるチャンスがあります。アメリカかシンガポールで働きたいと伝えました。
将来の仕事について
学生時代の間に、アルバイトをしたり、日本人と会話をしたりして、日本語力を上げる努力をすることが大事です。また、会社によっては、筆記試験やSPIを受ける必要があります。私はこのことを知らず、とても苦労しました。早めに調べて準備を始めたほうが良いです。SPIのなかでも数学の問題はまだ解きやすいですが、日本語の問題は本当に難しいです。英語版もありますので、留学生は英語版で受けられると良いです。
また、興味を持っている会社がどんな人を求めているかを調べたほうが良いです。企業のホームページで募集要項や企業の経営理念を見て調べてください。
最後に、本当に日本で働きたいなら、何ヶ月かかっても諦めないで続ければ、必ず成果が出ます。失敗も勉強になります。「ありがたい」という言葉は、漢字で「有り難い」と書きます。困ったときでも、「有り難い」と感謝して頑張れば、必ず成功します。