先輩インタビュー

INTERVIEW

X.L.さん

  • インタビュー日
    2015年10月5日
  • 国籍
    中国
  • 入社
    専門商社入社
  • 就活開始時期
    2014年12月
  • ポジション
    総合職
  • 学校・専攻
    東北大学大学院文学研究科心理学研究室

一番大変な部署で働きたい

2009年10月に来日し、翌年の4月から東北大学大学院に入学しました。来年の春に大学院を卒業し、大阪に本社がある専門商社に入社します。先日、入社予定の企業の内定式に行きましたが、新入社員が15名集まりましたが、外国人は私ひとりでした。

商社を選んだのは人間力を活かして仕事をし、成長していきたいからです。企業から配属の希望を聞かれたとき、お客様や上司に怒られ、つらい環境であれば自分がより成長することができると思い、「一番つらい、ストレスが強い部署を希望します」と伝えました。若いときはつらい環境で必死に仕事をし、しっかり覚えたら、海外のいろんな国で働くことにも挑戦したいです。

インターンシップやOB訪問も経験

就職活動の前の年には、IT企業や商社でインターンシップを行いました。就活を始めた最初の頃は、金融に応募しましたが、やりたいことがよく分かっておらず、うまくいきませんでした。説明会に参加したのは10社ぐらい、エントリーシートを提出し、面接を受けたのは18社ぐらいです。

リュウカツの曹さんに企業の紹介や面接の練習をしてもらいました。それまで一人で面接の練習をしていたので、プロのコンサルタントに指導してもらい、とても自信がつきました。

他の業種の企業も受験しましたが、インターンシップで商社が自分に合っていると思いましたので、OB訪問や説明会に積極的に参加して、イメージを作りました。

商社の仕事の魅力は、ひとつのモノにいろんなストーリーがあり、その裏側を知ることができることです。たとえば、あるプラスチックのお弁当箱をみたとき、ブラジルの工場で作られ、日本に来ることになったというモノの流れのなかに様々なストーリーが生まれています。小さくても一つのモノの流れを知ることで、世界を知ることができると思います。商社は、メーカーと違って、限定された商品だけでなく、戦略的に様々な商品を主体的、柔軟的にお客様に提案できることも魅力だと思います。

就活成功のポイント

商社に入社したい学生は競争率が高いので、筆記試験やSPIの準備をしっかりする必要があります。私は、テキストを買って短期集中的に頑張って勉強しました。SPIはあまり得意ではありませんでした。

また、どんな質問を聞かれるかは、企業によってさまざまです。大手の商社では面接官が多くいて、型通りの質問が多いですが、私が入社した企業は「いらいらしたときはどうしますか」など変わった質問が多かったです。企業はありのままの学生の姿を知りたいと言いますが、準備しないでありのままで行っても失敗します。OB訪問などをしてできるだけ事前に情報を入手するほうが良いと思います。

日本の型にはまった就活のやり方は外国人留学生にとって難しく、私も最初は不満がありました。でも、希望した商社の選考に落ちて挫折した経験から学んだのは、不満は準備をしていない学生の勝手な言い分だと思うようになりました。企業には多くの学生が応募します。限られた時間のなかで企業がすべての学生と話をすることは不可能です。それであれば、決められたルールのなかで、いかに自分のパフォーマンスを上げられるかと考えることが重要だと思います。準備をしっかりしておけば面接に進むことができます。気持ちを前向きにして、高いレベルを目指してください。

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