先輩インタビュー

INTERVIEW

C.L.さん

  • インタビュー日
    2016年2月24日
  • 国籍
    中国
  • 入社
    スポーツ用品販売入社
  • 就活開始時期
    2015年3月
  • ポジション
    総合職
  • 学校・専攻
    武蔵野大学大学院 言語文化研究科卒業

日本で働くことを決めた理由

中国の大学で出会った、日本人の先生や、日本企業で働く社会人の考え方や仕事の仕方を知って、自分もこのような人になりたいと思ったからです。

日本人は、コミュニケーションをするとき伝えたいことを言葉ではっきり言いませんが、相手の気持ちを思いやります。また、日本の企業ではチームワークや情報共有を大事にし、組織のメンバーみんなで頑張ります。こうした考え方は自分に合っていると思いました。

日本に来て時計販売のアルバイトをしていたとき、小さなことで注意されたことがありました。その時、何故いけないのかよく分かりませんでしたが「郷に入っては郷に従え」という言葉の通り、慣れるように努めました。この経験で、日本人は仕事において、ルールを決めたら守ることを学びました。そして、小さなことでも努力を積み重ねたから日本がモノづくりを発展させたのではないかと思うようになりました。海外と日本を比較したとき、良い部分、良くない部分はそれぞれあります。でも、全体的に考え、私にとっては日本の仕事や生活の仕方が良いと思っています。

志望業界の選び方で苦労しました

就職活動を始めたのは、卒業する半年前の2015年3月からです。最初に自己分析をしました。自分史を作り、学校のキャリアセンターに見てもらいながら、強みや書類や面接で使えそうなエピソードを書き出しました。志望業界はITを中心にして活動を始めました。

全部で50社ぐらいエントリーをし、20〜30社ぐらいと面接をしました。7社と最終面接を受けましたが、去年の10月までで全て落ちました。最終面接を落ち続けるととてもつらい気持ちになります。

面接を受けたIT企業から「IT企業に入社するために準備したことがありますか」と聞かれたとき、技術の勉強をしたことがなかったので自分の強みをPRできないと感じました。そして志望業界が自分に合っていないのではないかと思い、なぜITを志望しているのかもう一度よく考えました。すると、私はスピード感があること、新しいことを学べることを志望の軸にしていることが分かり、IT業界ではなくても良いのだと思うようになりました。

中国が消費市場に転換し、日本にインバウンド需要の流れがあります。ITよりもモノのほうが日本の強みであり、自分も母国と関わりながら強みを発揮して仕事ができる、好奇心が強い性格を活かせると考えて、販売を志望するようになりました。最終的にホテル、人材派遣、販売など4つの企業から内定を頂きましたが、スポーツ用品の販売大手の企業に入社することに決めました。

この企業との出会いはご縁ですね。最初は強い興味はありませんでしたが、よく考えたら私は中学校からスポーツをしていたし、説明会に行って社風が自分に合うし、出会った社員の方々のようになりたいと強く思いました。この企業は海外進出を強化していますし、経験や実績を積めば自分にもチャンスがあります。また、先輩の留学生がいること、上場していることも安心です。これまでアルバイトでは、外国人として日本人には気づきにくいことを提案してきましたが、これからは売り場を改善したり、良い製品を提供する力になり、売上を増やす達成感を味わいたいです。

実は、他の紹介サービス会社も利用しましたが、リュウカツから紹介してもらった企業が、他の会社から紹介してもらった企業よりも、仕事内容や条件の点で魅力がありました。この企業を紹介してもらえ感謝しています。

後輩留学生へのメッセージ

私は就職活動を1年間続けました。先が見えず、諦めようか、帰国しようかという気持ちになることもありました。それでも、動き続けていればチャンスが出てくると信じることが大事だと思います。皆さんも諦めず、最後まで頑張ってほしいです。

また、自分がやりたいことではなく、いままで何を経験してきて、何ができるかという自分の強みをよく考えてください。自分の強みを求める企業とのマッチングが就職活動では重要です。

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