先輩インタビュー

INTERVIEW

L.W.さん

  • インタビュー日
    2016年5月13日
  • 国籍
    中国
  • 入社
    専門商社入社
  • 就活開始時期
    2015年4月
  • ポジション
    営業事務
  • 学校・専攻
    大連外国語大学大学院 通訳

通訳の勉強を通じて、人と人をつなぐ役割を学びました

中国・大連の大学、大学院で同時通訳者を目指して勉強しました。大学のときに1年間、日本に留学したこともあります。

大学院の指導教官に「学校を出たらすぐに通訳できるとは思わないように」と言われたことがありました。通訳は、日本語と中国語をただ訳すだけではなく、その時の雰囲気を見ながら臨機応変に対応する必要があり、たくさんの経験が必要な仕事です。私は通訳の勉強を通じて、人と人の架け橋としてコミュニケーションを行う役割の重要性を学びました。

大学院を卒業後、JETプログラムに参加し1年間、富山の高校で中国語の指導助手として働く機会を得ました。そして翌年、福井県に異動しました。その後、日本の企業で働きたいと考え、就職活動を始めました。

就職活動のこと

最初はウェブサイトに登録し新卒で応募できる企業にエントリーして面接をうけましたが、すべて落ちました。とくにSPI試験や筆記試験は全然できず、わざわざ遠くに受験しに行っても、企業の選考に落ちてばかりでつらかったです。

面接では必ず「私たちの会社で何をしたいですか」と聞かれます。そのとき企業研究の重要さを知りました。中国に帰国することも考えましたが、ダメ元でリュウカツに登録しました。登録後ご連絡をいただき、会社を勧めてもらいました。それが今回、入社した企業です。

コンサルタントの山本さんに履歴書の修正を手伝ってもらいました。ポイントを押さえて書くように指導してもらったことが役立ちました。

今回はきちんと企業研究をしました。ホームページの内容を全部読み、聞かれるかもしれないことについて答えられるよう準備しました。英語のページも読みました。そしてこの企業の業界の将来性を感じました。インターネットで一時的にはやる業界もありますが、この企業が扱っている商品は生活に欠かせないものですし、歴史が長い点が魅力だと思いました。よく準備をしましたので、面接は1回だけで終わり、内定を頂くことができました。

仕事について

入社した企業は海外にオフィスや工場を持ち、商品を企画・生産したり、仕入れたり、販売するなど、幅広い業務を持っています。内定を頂いてから入社までの間、英語の勉強をし直しました。現在は営業事務・物流部で働いています。中国の工場と中国語でやり取りして、営業担当者に日本語で伝えます。入社して1か月半が経ちましたが、仕入れ先のインドから来客があり、2回ほど英語の通訳もしました。

中国語や英語を訳すとき、スムーズにコミュニケーションが行われるように気を付けています。たとえば中国の工場ができないと言ったことをそのまま営業担当者に伝えるのではなく、できることを交渉するようにしています。責任も重いですが、うまくできたときは達成感があり、やりがいを感じています。

仕事のミスをして落ち込んだこともありますが、誰も私のことを責めませんでした。ですから、同じミスを繰り返さないようにしたいと思って仕事をしています。最近は少しずつペースを上げてできるようになり、少しだけ自信も出きました。

仕事をしながら、お客様に不利益にならないよう品質のことも考えるようになりました。良い商品をお客様に届けられるよう専門知識を身に着け、資格も取得したいです。まずは今後3年くらい、今の仕事をもっと上達できるように頑張ります。

後輩留学生へのメッセージ

入社して1か月ぐらいのとき統括部長から「慣れましたか」と声をかけて頂きました。私が「悩みながらやっています」とお答えしたら、ある言葉を頂きました。その言葉を就活中の皆さんにメッセージとしてお伝えします。

統括部長は「この世には悩まない人はいません。今の悩みを解決しても次の悩みが出てきます」とおっしゃいました。ネガティブな考え方と受けられるかもしれませんが、私はこの言葉を励みと受け取りました。

どうせ悩むのだから悩むことを止めて、目の前のことに集中し、次の悩みが出たときまた考えれば良いのではないか。悩むなら1日だけ、思い切り泣いてもいい。そして長く引きずらず、翌日からまた頑張ればいいと思うのです。私は自分なりに努力して、職場の方々の期待に応えたいと思っています。皆さんも失敗したら立ち直って、また頑張れば良いですよ。そうすれば、きっと大丈夫です。

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