S.K.さん
- インタビュー日
- 2016年8月3日
- 国籍
- インドネシア
- 入社
- 日系ホテル入社予定
- 就活開始時期
- 2016年2月
- ポジション
- 総合職
- 学校・専攻
- BINA NUSANTARA大学デザイン学部、ヒューマンアカデミー日本語学校
大学院進学ではなく就職を決意
インドネシアで大学を卒業後、すぐに日本に留学しました。私が留学するとき、両親は「後悔しないようにきちんと勉強してね」と言って応援してくれましたから、早く日本語を上手になりたいと思っていました。来日したときは日本語を話せなかったですが、小さな間違いを気にせず、積極的に話すようにしたため、日本語の会話が上達しました。
大学院に進学する予定でしたが、働ける可能性があるならチャレンジしてみようと思いました。春に行われたアセアン出身の留学生が集まるジョブフェアに参加して、私と同じくらいの日本語力の人が就職できたことを知り、絶対に私も就職すると決め、高いモチベーションを持ちました。一緒に就職活動を頑張る友達がいたことも良かったです。
最初は10ぐらいの就職のウェブサイトに登録して情報を集めましたが、なかには理解しにくいメールがあったり、求人に応募しても返事がなかったり、日本語ネイティブレベルの求人が多かったりとウェブサイトも様々で、自分にあうウェブサイトは少ないと知りました。リュウカツは、メールの文章が読みやすいし、面接のサポートをしてくれると書いてあったので、留学生のことを応援してくれるウェブサイトだと思いました。コンサルタントの須藤さんに相談したり、履歴書の添削をしてもらいました。学校の担任の先生にも、自分の強みを確認する作業を手伝ってもらいました。
就職活動のこと
5つぐらいのジョブフェアと、1社の不動産会社の説明会に参加しました。そして、6月に参加したジョブフェアで見つけたホテルに応募したところ、選考が進みました。ジョブフェアで簡単な面接を受けたあと、2回面接を受けました。
面接では、日本語以外に英語の質問もありました。また、私は大学でデザインを学んだので、なぜホテルでの仕事を希望するかについての質問もありました。専門学校でホテルのことを学んだ受験者や、大学に通い日本語が上手な受験者がいましたから、合格できるか不安な気持ちでいっぱいでした。でも、プレッシャーを感じたときは、自分のありのままを見せれば良い、一生懸命頑張って合格できなければ神様のご意思であると考えるようにしました。気持ちをコントロールしながら最後まであきらめずに頑張ったお陰で、7月に内定を頂くことができました。就職するホテルは日本の有名な高級ホテルですので、きちんとした日本語や接客マナーが必要ですから、これからも一生懸命勉強しようと思います。
就職活動は、人間として成長できた良い経験でした。日本の就職活動では、履歴書の書式が決まっていたり、面接で深い質問がありますから、自分のことをよく考えるきっかけになりました。また、大学で勉強した内容と異なる仕事を選べることも、日本ならではです。インドネシアに帰らず、ずっと日本で働きたいと思っていますし、チャンスがあればいつか大学院にも通いたいです。
後輩留学生へのメッセージ
あきらめないことが一番大事です。日本語力が足りない、経験がないことが留学生として一番心配なことですが、生きていれば必ず成長し、上達できます。勇気を出してください。日本企業はスキルよりモチベーションを重視しますので、誰にでもチャンスがあります。