先輩インタビュー

INTERVIEW

L.H.さん

  • インタビュー日
    2016年7月28日
  • 国籍
    中国
  • 入社
    IT企業 入社
  • 就活開始時期
    2016年3月
  • ポジション
    ITスペシャリスト
  • 学校・専攻
    御茶ノ水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 ジェンダー社会科学専攻

最初から入社したい企業がありました

最初は、卒業論文を書き終えるまで日本で就職することは考えていませんでした。でも、チャンスがあるならやってみようと思い、大学院卒業後の3月から本格的に就職活動を始めました。他の友人より活動開始が遅れた分、同じ学年で就職活動を経験した友人からいろんな情報をもらえたことが役立ちました。

就職活動を始めた頃、友人から「働きやすい企業」と勧められ、この度、入社が決まったアメリカの大手IT企業を最初から志望していました。でも、この企業ではシーズンごとで選考を行うため、就活の最初の時期に応募せず、別の企業の受験を先に進めました。ウェブで行った自己分析によると私の性格は、一つひとつ着実にステップを進めることができ、自分の感情をコントロールすることができると結果が出て、IT企業で働く適性としても合っていました。

就職活動のこと

私は、大学、大学院で健康管理と社会医学を学びましたので、最初はこの分野と関連がある業界を志望していました。医療メーカーを中心に受験しましたが、うまくいきませんでした。志望した医療メーカーでの営業は、病院に行って機械を売り、使い方を医師に指導する仕事ですから、外国人にとって難易度が高いことが要因でした。

金融業界とITは外国人の募集が多いと友人から聞いていましたので、金融のなかでも専攻分野に近い生命保険を志望しました。金融業界の企業は面接の回数が多く、5月の中旬から面接が始まり、3次面接まで進むことができましたが、最終面接に行きませんでした。落ち込む時期もありましたが、リュウカツの須藤さんから励ましの言葉をいただき、支えてくれる人がいると感じ気をとり直して頑張ることができました。また、よく考えたら志望したアンダーライティングの仕事は、将来、人工知能のために今より役割の重要性が少なくなる可能性があると思いました。そこで、やはりIT業界を受けることにしました。

IT業界ではESが合格し面接に進めることが多かったですが、筆記試験は難しかったです。また、グループディスカッションが多かったです。私は、リュウカツのセミナーでも練習していたのでグループディスカッションが得意でしたから、問題ありませんでした。

最初のころ、面接で「なぜIT企業なのか」という質問にうまく答えることができませんでしたが、IT技術で医療分野に貢献したいということを上手く伝えられるようになりました。また、面接ではESに書いたエピソードについて、深く質問されましたので、ESの内容をよく考えて書く必要があります。ESはリュウカツの須藤さんに添削を手伝ってもらい、リーダーシップをPRできる内容にすることができました。最終的に内定を頂き7月中旬で就活を終えました。この企業は人工知能の分野で進んだ技術を持っていて将来性があるし、自分の適性と仕事内容があっているので良かったです。入社後は、どの分野に配属されるか分かりませんが、すべて経験となりますのでまずはどこでも構いません。将来的には医療の分野に関われればいいですね。

後輩の留学生へのメッセージ

就活中は、ネットで知り合った友人同士のグループで、就活の情報を交換しました。入社する企業で働く友人を、友人のつてで探し出し、実際にその企業で働くことについてお話を聞くこともできました。こうした情報は役に立つので、内定をもらったあと、まだ内定をもらっていない人に教えてあげました。就職活動は情報の戦いです。自分一人で戦わず、友人、同級生、親、先輩などに相談し、生の情報をできるだけ得ること、そして助け合うことが大事ですね。

あと、面接で落ちたとき、失敗の数が多いほど、次の面接の成功率が高くなると考えることも大事です。私も面接が進まない時期がありつらかったですが、就職活動は社会人になるための準備期間ですので、これからどう自分が進むべきかを確認していく機会と考えてはどうでしょうか。こう考えれば前向きな気持ちになることができます。

最後に、日本で就職すると決めたら、最後まであきらめずに頑張る覚悟が大事です。途中で諦め、活動をやめてしまった友人もいました。そういう友人は、うまくいかなければ帰国しようと考えていました。就職活動は軽い気持ちで試してもうまくいきません。ぜひ自分を信じて頑張ってください。

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