先輩インタビュー

INTERVIEW

P.V.さん

  • インタビュー日
    2016年9月15日
  • 国籍
    イタリア
  • 入社
    自動車部品メーカー入社
  • 就活開始時期
    2016年7月
  • ポジション
    総合職
  • 学校・専攻
    イタリアLa Sapienzaローマ大学東洋研究学科 専門課程卒業、インターカルト日本語学校

わたしと日本

日本語の勉強を始めて8年が経ちました。小さい頃から日本に興味をもっていて、茶道や書道、そして日本文学が大好きです。高校時代に源氏物語を読み、初恋のような気持ちになりました。大学では、夢野久作の「ドグラ・マグラ」について卒業論文を書きました。とても難しいテーマですが、いろんなことを勉強することができました。私の半分は日本でできているかのように、私にとって日本は大切な存在です。

就活のこと

大学院を卒業し、日本に来ました。そしてJLPT N2をとれたら仕事を見つけようと考えていました。リュウカツに登録し、紹介してもらった企業がこの度、入社することになった自動車部品メーカーです。

日本の就職活動は、たくさんルールがありますので難しいですが、日本語学校の就職サポートプログラムで就職活動について学ぶことができましたし、リュウカツのコンサルタントの松井さんが何度も面談してくれましたので、一緒に乗り越えることができました。

就活をして分かったことは、日本の企業に提出する履歴書は、たくさんの資格が書かれていた、いわゆる「きれいな履歴書」ではないということです。どのようにその企業の役に立つことができるか、どう企業とマッチしているかについて理解してもらえるように、すべての項目においてその企業の仕事と関連づけた書き方ができていることが重要です。

仕事を選ぶとき、大きな視点で自分なりの仕事を考えたほうが良いと思います。私の友達は、特定の仕事だけに就職したいと決めていましたが、狭く考えるとチャンスを逃してしまいます。私も最初は、貿易の仕事をすることを考えていましたが、電気工事技術者の父の仕事と関連が深いこの企業に出会い、入社することは運命だったかもしれないと思うようになりました。

入社する企業について

この企業は、働いている人の成長を大切にするので、良い企業だと思っています。1年間の研修を受けながら、自分の仕事の適性や志向を知ることができます。工場で部品の組み立てを理解することもできますし、マーケティングやセールスの仕事を経験することもできます。新たな能力を開発できる大きなチャンスです。私は興味の範囲が広いので、様々なことを経験できることが楽しみです。

将来は、イタリアのカーメーカーと新たなビジネスを生み出す仕事もしたいです。そうすれば、イタリアにとっても経済的に良い効果をもたらすことができるでしょう。イタリアの家族と離れることは少し寂しいですが、イタリアでは仕事がぜいたくなものになりました。このチャンスを活かして一生懸命頑張り、将来はイタリアと日本の架け橋になりたいです。

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