R.G.さん
- インタビュー日
- 2016年9月13日
- 国籍
- フランス
- 入社
- 化粧品メーカー入社予定
- 就活開始時期
- 2016年6月
- ポジション
- 研究開発職
- 学校・専攻
- 東京工業大学大学院 化学専攻 博士課程
就活のこと
フランスにいるとき日本のポピュラー音楽を好きになり、いつか日本に行きたいと思っていました。大学院で来日し、博士課程に進み研究を続けていましたが実社会に研究を活かしてみたいと考え、就職活動を始めました。
最初に応募した企業は、3か月間インターンシップをした大きな化学メーカーでした。しかし面接はとても厳しく、うまく行きませんでした。その他の企業の面接も受けましたが、日本語力が不足していてうまくいきませんでした。日本の就活の知識がまったくなかったため、友達に相談し、リュウカツに出会い、ある有名化粧品メーカーを紹介してもらいました。
私は、これまでの経験から自分らしく働けるグローバルな雰囲気の企業を探していました。この企業は、ちょうどグローバル化に向けて大きく変わろうとしている時期でした。そのためお互いにとってよいマッチングとなり、面接では笑顔も多く、良い雰囲気でした。私が率直な質問をしても、企業は好意的にうけとめ、真摯に答えてくれました。そして、2回の面接を経て内定を頂くことができました。
企業では、国内のリサーチセンターで働く可能性が高いですが、フランスにもアメリカにもリサーチセンターがありますので、海外で働けるチャンスがあることも楽しみです。この企業は、新しい製品を開発するだけでなく、製品を統合する方針もありますので、そうした仕事にも関わります。
後輩へのメッセージ
私のように自分らしく働きたい外国人にとっては、どのような雰囲気の企業を選ぶかが重要となります。私の専攻の化学では、伝統的な日本企業が多く、苦労しました。
企業とのマッチングが重要ですので、タイミングよく自分にあう企業の求人を見つけられるか。その運も重要でしょうね。私は、この企業の選考がうまくいかなかったら、ヨーロッパで就職活動をしようと思っていました。失うものが何もないと思い、プレッシャーが少なかったことも良い結果につながったと思います。
私のように日本語が得意でない外国人が企業に応募するとき、ウェブページの登録やテストはとても大変です。海外では履歴書とカバーレターを用意すれば良いのに、日本では企業ごとに異なる質問に答え、モチベーションや研究内容を日本語で書かなければなりません。それを最後まで行えるかどうかで、企業は応募者のモチベーションの強さを判断しているかもしれませんね。一人で悩まず、友達に相談し助けてもらうことも重要だと思います。