先輩インタビュー

INTERVIEW

Z.Z.さん

  • インタビュー日
    2021年8月27日
  • 国籍
    中国
  • 入社
    機械メーカー入社
  • ポジション
    技術職
  • 学校・専攻
    福岡工業大学 知能機械工学科

日本で働くために来日

私は中国にいるときから日本で働きたいと考え、日本に留学することに決めました。社員同士のライバル関係ではなく、皆が協力しながら働くチームワークを重視している日本の職場環境や雰囲気に惹かれられ、将来に自分が様々な国の言語を活かし、国の間のかけ橋として活躍できると期待したからです。

就職活動では、様々な企業説明会に参加や就職活動関連のアプリなどを利用して企業の財務情報などの情報を判断材料として収集しました。最初は給料や平均年収を見て選ぶつもりでしたが、実際のいくつかの面接をうけてから、企業の雰囲気と環境がすごく重要だと気付きました。自分が好きな仕事内容でも、誰と一緒に働くかで結果が異なります。ですので、最終的に私は職場の雰囲気を一番重視し、自分の成長に影響する企業の将来性や持続可能性なども考慮しながら企業を判断しました。

就活は経験の勝負

私は6社から内定をもらいました。応募した企業の選考に落ちたこともあります。しかし、その失敗の積み重ねから少しずつ学んで、あきらめずにどんどん挑戦することが大事だと思っています。

内定をもらった6社のうち5社はインターンシップした企業でした。仕事経験がないし、本当の社風も見たいため、自分の調べた企業が本当に自分にマッチしているのかを確認するために、企業のインターンシップを応募し、広く見て企業について深く理解することができました。

日本人は真面目ですので、外国人にとってよく聞く残業を心配な人もいるかもしれません。若い新入社員の私にとって、早めに家に帰ることよりも、新しいことをどんどん吸収して、やりたいことであれば、時間を気にせず励んでみたいです。と言っても、多すぎないことも大事ですから、残業時間は「月に20時間くらい」と、自分で基準を作りました。

社風や残業などのことについて、面接官や人事の人に聞きにくいこともあるかと思います。私の場合は、聞きにくいことは、インターンシップの時に出会った中国人の先輩社員に、母語で意見を交わすことができました。インターンシップに参加すると選考に有利になるだけでなく、より深く企業を理解し、判断する基準を明確にできるメリットがありますので、皆さんも参加したほうがよいでしょう。

就職活動を通して、コミュニケーション能力や日本語能力はもちろん、以前と異なった価値観を得ることができました。例えば、最初は面接のときの建前で言っといたほうがよい経済の話とか企業の将来性とかは、いまでは確かに注目して判断材料として考えたほうがいいと思うようになり、自分は本当に社会に貢献できる仕事をしたくなりました。

就活で難しかったこと

面接の回答に対応できることが、ちょっと困難でした。回答を全部自分なりに喋ったら落ちる可能性が高いことを気づきました。しかし、「じゃ、噓をつく」ということでもないので、ただ言葉の選び、言い方を変えたりすることが大切です。これについても失敗の経験から学び、または事前に調べ、準備、練習することが大事です。

その他、我々留学生は日本人と同じ基準で選考を受けなければならないため、すごく難しいと最初に私は思いましたが、日本語能力は一つの項目で評価されているといっても、文法など気にしすぎず自分の伝わりたいことが伝えらればそれでいいと思います。

最後に、留学生にとって難しいことは、インターンシップなどで課題として出されたグループワークです。留学生の最大の壁である「日本語」で最初に日本人とコミュニケーションをとるのは大変でしょうけど、そこを頑張って勉強し、皆と協力や一緒に問題解決できるようになることが大事で、グループワークでは留学生のグローバル的な見方を助言するのも留学生のアピールとしても使えます。

後輩留学生へのアドバイス

私なりにまとめてみると、就職活動のアドバイスとして4つ伝えたいことがあります。

  • 就職活動を早めに始まったほうがいいと思います。
  • 本戦の選考のときに自分が有利となるためにできれば多くのインターンシップや企業説明会に参加してみることです。1日のインターンシップでも構いません。
  • 面接のときに緊張せずに自分の経験をベースとして雑談のような雰囲気で、気楽に伝わりたいことを伝えましょう。
  • 学生の立場で、面接官の言った言葉を素直に受け入れましょう。

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