Y.C.さん

日本人の仕事の姿勢に興味を持ち、就職を決意

台湾で大学を卒業したあと、4年ほど働いてからワーキングホリデービザを利用して2013年に来日しました。日本のレストランでアルバイトをしていたとき、シェフや店長がお客様をもてなすために細かい部分まで準備する姿を見て、日本人の仕事に対する態度がとてもまじめだから、日本のサービスが発展して世界から高い評価を得ていることを理解し、就職にチャレンジしたいと思いました。

日本で働くために私の日本語力が実際には不足していると思い、日本語学校に通いながら、少しずつ就職活動を始めました。また、日本語力も高いほうが書類選考でチャンスが広がると思い、頑張ってN1に合格できました。

就活の方法を見直して再スタート

2月に人材紹介会社のサイトに登録しましたが、私は専門スキルをないためエントリーしてもなかなか返事が来ませんでした。そして、一ヶ月後に返事が来たときも不合格のお返事でした。

結果が出ないため、日本語学校の紹介でリュウカツの松井さんに相談しました。そのとき、私はN1を持っていて、友達と問題なく話をすることができていたのに、面接のときに聞かれるような質問に全然答えられないことがショックでした。それから本気になり、自己PRを書き直し、企業が興味を持つ伝え方を理解できるようになりました。

内定し入社することになった会社とは、台湾留学生を採用する企業が集まる説明会で出会いました。それまでインターネットで応募していたからライバルが目に見えなかったけど、説明会では私より日本語力が高い人や積極的にPRする留学生がいて、モチベーションが上がりました。私は年齢も高く日本での就職は難しいと思っていたので、最終的に入社したい会社から内定をもらえて良かったです。

入社した会社では1年ぐらいお店のことを勉強し、その後、海外進出のプロジェクトに関わる予定です。店舗のこと、社長の理念を勉強して、海外のパートナーとうまくコミュニケーションができるようになりたいです。今、とてもやる気にあふれています。将来の夢は食材の輸出や輸入のことを学び、日本の製品を台湾に紹介できるような仕事ができれば良いと思っていますが、まずは目の前の目標をしっかり成し遂げたいです。

就活成功のポイント

まず、早く自己分析をすることです。これは履歴書や面接のためだけでなく、いままで自分がやったことを整理して、これから何をやりたいかはっきりさせることができます。また、なぜ日本で就職したかったのかを確認することができ、頑張るエネルギーになります。

あとは、日本語学校や、リュウカツ、自分の国の先輩など、いろんな人に相談したほうが良いです。日本語学校も就職のサポートをしてくれ、履歴書の添削をしてくれました。リュウカツの松井さんも何度も相談にのってくれ、感謝しています。さらに、自分の国の先輩ですでに日本で働いている人の意見が参考になり、良い判断ができました。

最後に神頼みも大事です。自分がやるべきことを終えたら、運を天に任すという気持ちを持つことも必要だと思うからです。面接の結果を待っているとき、熱海の神社に行って就職のことをお願いしたとき、大吉のおみくじが出ました。それで、この面接が不合格でも次の面接は大丈夫と思えるようになりました。神様からパワーをもらえます。気持ちが前向きになりますのでお勧めです。

L.S.さん

日本の文化を伝える仕事を選びました

最初に日本に来たときは日本語を話せなく、寂しくてタイに帰りたいと思いました。少しずつ日本語を話せるようになり、日本の文化を深く知るようになりました。日本には冬だと雪が降り、秋だと紅葉が見られます。タイには日本ほど大きく季節の変化がありません。

旅行会社に入社することになりましたので、もっと勉強して、日本の観光地が季節によっていろんな魅力があることを多くの人に伝えたいと思います。

就活成功のポイント

最初は専門学校のホテル学科で学び、そのあと大学に進学して経済を学びました。将来、ホテルで仕事をしたら良いのか、それとも経済の知識を活かして普通の会社で仕事をしたほうが良いのか迷ったために、就活を始めた時期が少し遅くなりました。志望業界であったホテル以外の企業説明会も聞きに行きましたが、自分に向いているのはサービスの仕事であると確認しました。説明を聞きに行ったのは5社、エントリーシート(ES)を提出したのは3社、面接を受けたのは2社です。

タイ人留学生のネットワークで、リュウカツを知りました。他の就職サポート会社にも登録していましたが、メールだけでなく、電話をもらうことがあり、リュウカツは留学生を助けてあげたいという気持ちがある会社だなと分かりました。ホテルの選考がうまく行かなく、他のホテルの仕事に近い業界や会社を探していた時に、リュウカツから旅行会社の案内をもらい、説明会に参加しました。

コンサルタントの関口さんに相談したらESの書き方を教えてもらいました。また、面接の練習もしてもらい、マナーや注意点を教えてもらったので、リラックスした気持ちで面接に行くことができました。

就活で大変だったのは、企業がどんな点をみているのか、わからないことです。会社で使われる言葉は、敬語や独特な言葉づかいがあって、理解することが難しいと思いました。一回聞いて理解できない時に聞き直したほうが良いのか、聞かずに答えたほうが良いのか分かりませんでした。そこで、「私はこのように理解しましたが、合っていますか」と聞くようにしました。このように確認すると、理解が違うとき、企業の人は説明してくれますので良かったと思います。

後輩の人たちに伝えたいことは、説明会のときの態度も大事だということです。私はグループディスカッションとグループ面接のあと、最後の個人面接をしないで内定をもらうことができました。

また、志望していた会社がうまく行かない場合もあるので、他の業界の企業も見て、準備しておいたほうが良いと思います。

将来の仕事について

ホテルでアルバイトをしていたとき、お客様から観光地について聞かれることがよくありました。自分が行ってみないと説明できないと思って、川越まで行ったことがあります。そしたらうまくお客様に説明でき、喜んでくださったので、うれしかったです。実際に見に行くと、「新宿からこちらの電車に乗って、駅に着いたらこちらの出口に出て、このくらい歩くと着きます」と詳しく説明できます。旅行会社に入社したら各地を見て回り、上手にお客様に伝えられたらいいですね。

将来は、海外から来たお客様の旅行のプランを作ってみたいです。皆で話すと自分が思いつかないような良いアイディアが出るので、会社に入ってもそんな風に仕事をして、良いサービスを提供できたらうれしいですね。また、旅行で困っているお客さんがいたら、タイ語と日本語を使ってお手伝いしたいと思います。自分ができることで会社に役立つのであれば、タイに出張するなど、海外でも仕事をしてみたいと思います。

J.D.さん

計画的に就職活動を進めました

就職活動を始めたのは卒業の1年前でした。これまでの日本での経験を将来に活かし、日本語力を高めながら高いレベルの仕事をしたいと考え、日本での就職を意識しました。

まず就職をサポートする会社で開催する基礎的な就活セミナーや合同説明会に参加しました。冬には2日間、メーカーでのインターンシップを経験しました。インターンシップはビジネスアイデアを企画・発表したり、社員と交流したりする内容で仕事の理解を深めることもできて、良い経験でした。

また、周りの友達や学校の先輩の知り合いに相談したり、業界研究や自己分析をしたりし、3月から本格的に合同説明会に参加しました。5月から個別の会社説明会、エントリーシート(ES)の提出、面接と進みました。エントリーした会社は40社ぐらい、面接をしたのは15〜20社ぐらい、最終面接は5社ぐらいで、最終的に2社から内定をもらい就活を終了しました。

就活成功のポイント

日本企業の採用活動は海外と違い、慎重に長く行われます。書類提出してから面接を受けるまでや、最初の面接から最後の面接まで何回も行われることについて、最初は理解できませんでした。例えるなら、日本企業の採用活動では結婚相手のようにパーフェクトマッチングを求めます。

就活で一番難しかったのはエントリーシート(ES)です。PRできるように正確な日本語で書くこと、また自分の性格、ユニークさが伝わるように書くことが難しかったです。外国人はESを書くだけでも、日本人の3倍くらい時間がかかります。

面接ではいつも自己PRや志望動機を聞かれましたが、面接の経験が増えるにつれて、緊張せず、自信をもって言えるようになりました。

OB・OG訪問は大事だと思います。会社からや、SNSで日本に長く滞在している知り合いに紹介してもらい、OB・OG訪問を行いました。自分が持つ会社のイメージと実際が合っているかを確認できますし、志望動機に書けば意欲が伝わり、合格する確率が高まると思います。私は7月ごろに行いましたが、もっと早くしておけばよかったと思います。

最初の段階では広く会社に接し、最後の段階で絞っていくことも大事だと思います。私の場合は、自分のしたい仕事か、一緒に働く人や会社の雰囲気などを会社を選ぶ核と考え、会社を絞って集中的に活動しました。

リュウカツから企業を紹介してもらい、いくつかの説明会に参加しました。説明会に参加すると、知らない企業のことをよく理解することができ、視点が広がります。また、母国語である英語で対応してもらったことが良かったです。

入社する会社では、ヘルスケア事業のマーケットリサーチをする予定です。私の研究テーマとも合っているし、3年前からこの会社がヘルスケア事業を始めまして、去年にはアメリカに子会社もできましたので楽しみです。将来的にはアメリカだけでなく、そのほかのアジア地域で駐在し仕事をするチャンスを期待しています。

日本の就職活動は長いですが、いろんな夢や目標を持っている人に出会えて勉強になるし、そうしたなかで自分も変わり、成長していくことができました。長い就活の間に3回波があると思って、1回目がダメでも2回目がある、と頑張って続ければ、結果が出ると思います。

T.L.さん

日本と海外の就職活動の違い

日本と海外では、就職活動の方法が異なります。海外では履歴書で自分の実績を書きますが、日本では自分の性格や自己PRをエントリーシートに書きます。

また、留学生は日本の企業をよく分かりません。それぞれの企業がどの国のどんな留学生をほしいと思っているのかよく分からないことが難しいと思いました。はじめは外資系企業で英語の面接を受けていましたが、新卒の留学生を求めているように思いませんでした。また、説明会で外国人社員のことに触れていない、社員がいない場合は本当に採用したいのか疑問に思いました。そして、入社した70人の外国人社員のうち40人以上が中国人社員と聞いたときは、もう中国人留学生は多く採用しないと思いました。要求する日本語レベルも企業によって異なります。合同説明会にはいろんな企業が来ますが、本当に自分のような学生を採用したいと考えているかを企業によく質問したほうが良いと思います。

日本に留学し、就職することを選んだ理由

中国の大学を卒業したとき、もっと専門の勉強をしたい、海外の生活を体験したいと考え、留学することを決めました。いろいろ調べ、いまの担当の先生の研究内容にもっとも興味があり、大学院を選びました。2013年10月に来日したときは日本語もできず、友達もいなく、インターネットも携帯もなく、さびしかったですね。去年の9月から中国での仕事を探し始めましたが、私の専門性と、企業が求めている専門性がきちんと合わず難しいと思いました。でも、日本で仲の良い友達もでき、今年の4月から日本の企業を探し始めました。

就活成功のポイント

留学生は、まず自己分析をしっかりすることが一番重要です。私の研究室の日本人は去年の12月から自己分析をしていました。会社分析もし、OB面談もして、多くの企業から内定をもらいました。その人は、理系の人ですが文系の仕事をすることにしたそうです。文系の学生のように話す、表現力がありながら、理系性の考え方がありますから、自分の強みを理解してPRできたということですね。

私も自己分析をすることで目指した業界と自分の性格が合わないことに気づきました。自己分析ができるようになってからは、書類や面接が通過するようになりました。応募した企業は15社ぐらい、面接に行ったのは5社ぐらい、最終面接に行ったのは4社ぐらいです。

私のような理系の学生は、研究で難しいことがあったとき、きちんと相手が理解できるように説明しますが、PRするように説明することはしません。コンサルタントの曹さんが面接練習をしてくれたとき、PRするためにはどの部分が重要で、どの部分をもっと説明したほうが良いかを教えてくれました。日本語が弱くても相手にPRが伝わるようポイントをきちんと説明することが大事だと知りました。

企業は、学生がどんな人物であるかを知るため、いろんな角度から質問します。どのような意図で質問しているかを理解して答える必要があると思います。面接官から質問されうまく答えられなかったことは先生に聞いて直して次の面接の準備をしました。企業と研究室は、重視していることが異なります。企業は経済性を重視しますので、そういう点から答える必要もありますね。

留学生が日本で就職したいと思ったら、最後まであきらめないで頑張ってほしいと思います。私は、自分の能力の証明のためにも乗り越えた結果を欲しいと思いました。周りの人がどんどん内定をもらい、エントリーできる会社も減って焦りましたが、最後まで頑張りました。

入社する会社は、廃棄物から金属を排除する技術を持っています。私は原理と問題を調べ、解決策を見つけて開発することが好きです。新しい会社でも生産技術開発として、そのような仕事をしたいと思います。また、この会社は海外に事業を展開したいと考えていますので、留学生として海外工場を作るとき、生産技術と言語の面で貢献したいと考えています。中国にも拠点がありますので、活躍できるフィールドがありそうです。

A.D.さん

就活にチャレンジしたいと思いました

日本への留学は、今回が2度目です。最初は、2010年から1年間、学部の交換留学で神田外語大学に留学しました。そのとき、日本の文化が自分に合っていると感じましたし、友達もたくさんできました。私が勉強しているバイオテクノロジーの分野は学部の勉強だけでは専門性が足りませんので、大学院で専門性を身に着けてから働こうと思い、日本の大学院への留学を決めました。

2013年4月から東京大学の研究生として日本語の勉強と入学試験の準備をして、翌年4月から正式に東京大学修士課程に入学しました。

日本で学ぶインドネシア人留学生は卒業したら、そのままインドネシアに帰国する人が多いです。主な理由は日本語が話せないことと、日本の生活、文化が合わないことです。私は、せっかく日本の言語と文化を一生懸命に勉強したので、すぐ帰国したらもったいない、まず日本の社会人の生活を経験し、そこから次のステップを考えたいと思いました。

博士課程まで進むと研究者になる道が残りますが、その前に働くと将来の可能性が広がると思います。日本で働くことは難しそうに思いましたが、逆に私はチャレンジしてみたいと思い、将来の可能性の一つと思って就活を始めました。

早めの準備が大事です

まず9月に大学のキャリアーセンターの就活準備のプログラムに参加しました。毎月いろんなイベントが行われて、少しずつ就活の準備が出来ました。3月からは、毎週のようにいろいろな説明会に参加しました。本来なら、説明会に参加したあと、エントリーシートを提出しますが、研究が忙しく準備不足で提出できませんでした。5月から気持ちが焦りましたので、早めにエントリーシートや面接、筆記試験の準備をしておけば良かったと思いました。

最初に行きたいと思った業界は商社やコンサルティングで説明会を聞きにいきましたが、今まで勉強した専門知識が要求されないので、自分の強みを活かせる理系のエネルギーや化学や食品の企業に志望を変更しました。

周りのインドネシアの友達も内定をもらっていたので、自分も絶対内定をつかみたいと思い、がんばりました。

同じ国の就活友達ができました

インドネシア留学生のネットワークでリュウカツを知りました。インドネシア留学生対象のセミナーに参加して、同じ国の就活の友達ができたことが良かったです。

リュウカツは、不安なことがあれば質問に答えてくれます。今回入社した会社の面接練習も個別でしてもらい、話の流れ、伝え方、ロジックなどを確認できました。

就活成功のポイント

日本で就職したいと思ったら、積極的に説明会に参加するとどんな仕事、会社があるのか具体的にわかり、もっと明確に将来のことがわかると思います。また、最初の段階で興味がない企業でも面接を受けたほうが良いと思います。最初から行きたい会社の面接しか受けていないと、日本の企業の考え方が分からず、うまくできません。

仕事を探すときはいろんな人に相談したほうが良いと思います。私と同じように就職活動を長くした人から、日本企業の視点からの厳しいアドバイスをもらい、役立ちました。

 

入社する食品会社は2年前にインドネシアの会社と合併して、新しい会社を作りましたので、新しいビジネスとして発展していくと思います。もしできたら、私が会社の理念やミッションをインドネシアで伝えながら、貢献できたら良いと思っています。

難しいことに挑戦することで自分が成長できると思います。入社してからはいろいろ勉強して、資格や必要な言語を取得したいし、MBAにも興味があります。新しい目標を持ってこれからもがんばりたいです。

N.T.さん

I came from Thailand after I had completed my master degree at Chulalongkorn University. I received a scholarship provided by Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths Program (JENESYS) for 1 year, in which I had worked with 15 researchers from different nationalities at Kyushu University. I learned and gained much about Japan’s advanced technology in engineering fields as well as Japanese culture and the people thus designed to continue my Ph.D. when I finished the program.

About 4 years of my research life in Japan, I realized that I prefer gaining more experience by working in Japan. I wanted to be one of the people who can contribute to a society toward well-being quality of human life and good environment. I recognized that working in Japan, the leading country in technology  and economy, is the answer for my hope.

I started to find a job in Japan only half a year before my graduation. I think getting a job in Japan is encouraging to improve my ability yet very challenging too especially for a foreigner whose Japanese language is limited. I had hard time in understanding a content of seminar regarding job hunting and recruitment information at a company. In the beginning, I checked websites written in English and submitted an entry sheet in English. I was invited from a few companies for their recruitment process, however still had hard time in taking examinations and interviews n Japanese. For these reasons, I had failed to do well at every applied company.

When I was almost giving up my job hunting, I fortunately found the information about hiring Thai students provided by Ryukatsu-net. I was really glad to know this opportunity and sent my CV to them and had Skype meeting with the consultants. I received many useful information and suggestion and applied to their suggested company. During the recruitment process, I received their huge support, which I never expected as I lived far from Tokyo. Finally I got a researcher position from the company and felt really appreciated for their kind support.

I would like to work at a global setting and worldwide visions. With my experiences of working with many researchers from different backgrounds, I would like to exchange diverse ideas in a team to build a better society. I also look forward to growing myself up by learning at the specific filed of my company.

For those who are foreign students and would like to get a job in Japan, I strongly recommend to consult with Ryukatsu-net. I believe you can find a suitable job with their support. Please try your best, do not give up challenging yourself. I hope everyone will succeed in distributing your ability to our future society.

C.S.さん

良い企業の選択ができました

内定をもらった会社はタイにリサーチセンターがあり、タイと日本の間を行ったり、来たりすることもよくあると思います。そのリサーチセンターはAsia Pacificの中心ですのでタイだけでなく、いろんな国の人と働くことができます。このセンターの現在のマネージャーは日本人ですが、これからタイ人になると聞いています。製品だけじゃなくて、会社のシステムとかいろんな国のことを勉強したらマネージャーになれると思います。

日本語をがんばると良い評価をもらえます

2011年4月に日本に来て、そのあと東京工業大学の修士課程に入学しました。博士課程にも進学し、もう4年が経ちます。日本とタイの距離は近いし、留学するための奨学金がありましたので、日本を選びました。

日本語を勉強しはじめたのは、日本に来てからでした。日本語は難しいのであきらめようかと思いましたが、ある日、研究室の先生が「日本語を頑張ったら、いろんなことを話すことができて、毎日楽しく生活できるよ」と教えてくださいました。だから、もっと日本語を勉強しようと思いました。日本語で研究室や学会の発表をすると、英語で発表するときより、良い意見や質問をもらえるようになりました。

それと、日本人はがんばる姿勢を高く評価しますね。企業の面接のとき、「日本語で話せますね」と聞かれ、「頑張ります!」と言いました。それが良かったかなと思います。

日本語ができれば友達も簡単にできて、会社でも毎日楽しく働けるんじゃないかと思います。

タイ留学生を募集する会社から内定

日本語が上手ではないし、どういう会社が良いか全然分からなかったので就活をするか最初は迷いました。でも、日本人の友達が会社説明会に誘ってくれ、始めてみました。

最初に応募した会社は最終面接まで行きましたがとても緊張して、うまくいかず落ちました。もう絶対うまくいかないと思い3週間くらい泣きました。でも落ちたことで、どのように働きたいか、どのような困難を乗り越えられるかを考えることができました。

そのあと、リュウカツのページでタイ留学生の募集を知り、説明会に参加してから3週間で内定をもらうことができました。エントリーシートに書いたことをうまく説明できるよう面接の準備をたくさんしました。

面接の準備は絶対に大事です。練習で言葉を覚えますから、緊張しなくて済みます。面接の前に、リュウカツの須藤さんと練習したので、自信を持って面接を受けることができました。

就活成功のポイント

就活は大変ですが、自分のことをよく考え、なにが自分の幸せか考えてから、本当に日本で働きたい、就活をやると決めたら頑張れば良いと思います。友達とよく話して、就活のいろんな情報を教えてもらうことも大事と思います。

日本語を頑張ることも大事です。就活で使う言葉はだいたい同じですから覚えれば、面接で質問されても答えられます。

リュウカツのようなサポートがあれば頑張れると思います。自信がないときも、資料をもらったり面接の練習を手伝ってもらったりして助かりました。一人で頑張るより、手伝ってもらったほうが、チームワークができて良いですよね。

入社したら自分の専門を活かして研究をするのも良いし、他の国と交流をしながら仕事をできることも面白いと思います。タイ語も英語もでき、日本語も少しできるから、いろんな面白い仕事をさせてもらえるのではないかと思います。チャレンジすることが好きでしたら、日本の会社で働くことをお勧めします。

A.V.さん

1年以内でN2に合格

大学時代にトヨタ生産方式を学習し日本に興味を持ちました。留学する前に2か月くらい日本を旅行したことがありますが、すばらしいホストファミリーや友人に出会い、徳島で阿波踊りを踊ったり、岡山で備前焼のことを教えてもらったりする機会がありました。そうして日本の文化・言語に興味を持ち、留学を決意しました。

旅行でお世話になったホストファミリーに日本語で感謝を伝えたい、日本語で伝えなければなにかが失われてしまう感じがして、ゼロから日本語の勉強を始めました。

日本で働くことに興味がありましたが、企業の求人で日本語能力試験N2合格という応募条件をよく見たので、N2をとらないといけないと思いました。

ある人から「日本で働けないからイタリアに帰ったほうが良い」と言われたこともありましたが、日本語学校の先生が自分のことを信用してくださり、いろんな資料や暖かい言葉をくれ、最後まで一生懸命がんばりました。結果的に日本に来て1年以内でN2を合格することができ、お世話になった日本語の先生に感謝しています。

就活は楽しいことのほうが多かった

1月ごろから友達や日本語学校の事務所の先生に仕事の相談をし、2月ごろから履歴書などの書類を作り、いろんなジョブフェアに行きました。ジョブフェアでは名前を聞いたことがない多くの企業が、日本語ができる外国人を求めていることを知り、もしかしたら就職できるかもしれないと思い始めました。特に今年は新卒の留学生を求めている企業が多かったのは良かったです。エントリーした企業の数は30社ぐらいで、面接を受けた企業の数は15社くらいです。

就活は、日本での将来をつくるための活動ですから基本的には楽しく、明るい気分でいろんな会社を訪問しました。グループ面接を一緒に受けた日本人学生と仲良くできたこともうれしかったです。気があう面接官もいて最後まで丁寧に対応してもらったので満足できました。

苦しかったのは履歴書を書くとき、間違えたら最初から書かなくてはならないことです。漢字を書くときは間違えやすいので苦しかったですね。企業にメールの返事をするのも時間がかかりますので、就活中は本当に忙しかったです。

新卒の留学生のサポート会社は少ない

20社以上のサポート会社に登録をして、相談に行ったこともありますが、経験者の外国人向けのサポート会社が多く、新卒の留学生に求人を紹介するサポート会社は少ないと思いました。

リュウカツのサポートを受けられて、とてもよかったと思います。積極的にコンサルタントが連絡してくれ、いろんな企業を紹介してもらいました。また、書類の添削をお願いしたら、すぐに返事をもらったことも助かりました。

就活成功のポイント

日本企業によって雰囲気が全然違いますので、就活ではいろんなことに気を付けないといけません。説明会で、案内に書いていなかったのに面接をされたことがあり、びっくりしました。また、面接では、私と全然気が合わない面接官もいました。自分に合う企業と合わない企業があると思います。

日本人と同じように筆記試験やSPIを受けなければならないことがよくありますが、外国人留学生はなかなか良い点数を取ることができません。でも、本当に外国人を採用したいと思う企業は、点数だけでは評価をしません。また、外国人に完璧なビジネスマナーを求めている企業はないと思います。基本的な礼儀を持っていないと合格できないと思いますが、それほど心配しなくても良いと思います。

後輩の皆さんも粘り強く、あきらめずに最後まで頑張ったら、私もできたので、みんなも内定をもらえると思います。状況が動いていないように見えても頑張り続けたら、徐々に動くようになると思います。特に最初のころは説明会に行くだけでなく、できるだけ多く面接を受けたほうが上手になり、いつか内定がでると思います。

これから日本の企業でキャリアをスタートしますが、向学心と向上心を持ちながら学び、仕事をしたいです。そして、仕事だけではなく、それ以外のこともしながら、バランス良く働きたいと思っています。4年ぐらい日本で働き仕事のやり方を学んでから、そのあと海外で働く経験もしたいですね。

M.A.さん

この会社で働きたいと強く思いました

先日、内定を受け取った会社の工場見学をしました。部品の作り方や組み立て方を知ることができたことが面白かったし、先輩社員とお話しすることもでき、安心しました。先輩社員から海外に行くチャンスがあると聞き、この会社で働きたいという気持ちが強くなりました。

リュウカツで求人を知りました

大学内の会社説明会に参加しましたが、留学生を採用する会社があまりありませんでした。Facebookで友達がリュウカツのページを「いいね」して、リュウカツのことを知り、今回内定をもらった会社の求人を知りました。

日本語が心配でした。自己分析も初めてやりましたし、面接の準備もまだでした。リュウカツがエントリーシートを添削してくれ、何が足りないかのアドバイスをもらい、役立ちました。どんな志望動機を書けばいいかわからないときは、自分の研究とどう関係あるか周りの人に聞きました。相談することで、就活を前に進めることができました。

具体的に質問に答えられるように面接の練習をしました。最初の面接ではリラックスした雰囲気でしたが、最終面接では、面接官との距離が遠く、緊張しました。うまくできたか半分心配でしたが、一週間後に内定の返事が来て、ほっとしました。
就活を始めてから2ヵ月目に応募した1社目で内定をもらい、会社を気に入っていたので就活を終わりにしました。そのときはまだ他の日本人の友達も内定をもらっていなくて、みんなにびっくりされました。

就活成功のポイント

学生時代にいろんなことをやったほうが良いと思います。北海道に行ったとき、友達が全然いませんでしたが、自分から声をかけ友達を作りました。フットサルの部活に参加して、日本人と仲良くできたので日本語や日本の文化を理解することに役立ちました。

また、スーパーでアルバイトの経験をしたことも役立ちました。商品の値引きをしたのですが「これ、安くなりますか?」「どこの国からですか」などとお客様からいつも聞かれるので、日本語が上達しました。

東京から遠いところに住んでいる人は大変だと思いますが、途中で諦めないでほしいと思います。私の友達は途中であきらめましたが、私はあきらめなかったことが良かったと思います。

ずっとこの会社で働きたいと思っています。設計や生産技術などいろんな部署を経験し、製品がどういう流れでできるかを知りたいです。そして、将来はアメリカで働くことに興味があります。目標に向かってこれからもがんばっていきたいです。